Linuxで、よく忘れるコマンド
1. はじめに
MacやWindowsなどのGUIメインのOSに慣れ、急にLinuxのターミナルに戻ると、なかなか頭の中に出てこないコマンドやパラメータがあります。
筆者がよく使うのに忘れる(?)コマンドを、必要かつ忘れる順に紹介していきます。
2. 環境
本記事は、以下の環境で動作は確認しています。
・Amazon Linux
・Ubuntu
3. いつも忘れてしまうLinuxコマンド
大事なのに、なんでいつも出てこないんでしょう(笑)
忘れたときに、さっと思い出すことを目的としているので、各コマンド・パラメータの説明は割愛しています。
また、よく使われるパターンと思うもののみを載せています。
圧縮・解凍
tar.gz形式で圧縮します。
tar cvzf {圧縮ファイル名}.tar.gz {圧縮したいフォルダ}
tar.gz形式で解凍します。
tar xvzf {圧縮ファイル名}.tar.gz
zip形式で圧縮します。
zip -r {圧縮ファイル名} {圧縮したいフォルダ}
zip形式で解凍します。
unzip {圧縮ファイル名}.zip
ファイル・ディレクトリの検索
ファイル・ディレクトリを曖昧検索します。
検索名に、*(ワイルドカード)を使います。
find {検索対象PATH} -name "{検索名}"
例:ルートディレクトリ以下から、「abc」の文字列を含むファイル・ディレクトリを検索する。
find / -name "*abc*"
ファイルのみを曖昧検索します。
検索名に、*(ワイルドカード)を使います。
find {検索対象PATH} -name "{検索名}" -type f
例:ルートディレクトリ以下から、拡張子が「txt」のファイルを検索する。
find / -name "*.txt" -type f
ディレクトリのみを曖昧検索します。
検索名に、*(ワイルドカード)を使います。
find {検索対象PATH} -name "{検索名}" -type d
例:ルートディレクトリ以下から、「123」の文字列を含むディレクトリを検索する。
find / -name "*123*" -type -d
デーモンの起動
バックグラウンドで起動するプログラムを実行します。
操作は、ディストリビューションによって違います。
動いたほうが正解です(笑)
デーモンを起動します。
systemctl start {デーモン名}
service {デーモン名} start
デーモンを止めます。
systemctl stop {デーモン名}
service {デーモン名} stop
デーモンを再起動します。
systemctl restart {デーモン名}
service {デーモン名} restart
自動起動の設定です。
systemctl enable {デーモン名}
chkconfig {デーモン名} on
screen(仮想端末)
screenを使うと、SSHクライアントを中断しても、操作が再開できます。
screenを開始します。
screen
開始したscreenを中断(デタッチ)します。
Ctrl + a → d
※ Ctrlキーを押したまま、aキー → dキーの順番で押下する。
デタッチしたscreenの一覧を表示します。
screen -ls
デタッチしたscreenを再開(アタッチ)します。
screen -r [{ID}]
screenを終了します。
exit
CPUの使用状況
CPUの使用状況を確認できます。
Ctrl + c を押すまでトレースします。
top
メモリーの使用状況
スワップ領域を含めた、メモリーの使用状況を確認できます。
free -wht
メモリー状況をトレースしたい場合は下記を使います。
free -wht -s {何秒おきに表示} -c {繰り返し数}
例:3秒おきに10回表示する
free -wht -s 3 -c 10
ディスクの使用状況
ディスクの使用を状況できます。
df -h
4. 終わりに
筆者がよく忘れるのは、tar.gzの圧縮・解凍パラメータです。
ちょっと、圧縮したいだけなのに、おろおろします。
お知らせ
筆者は、ITフリーランサーとして開発業務をするかたわら、ハラスメント・薄給・長時間労働に悩むエンジニアのために転職支援をしています。
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